康熙字典解説
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【酉集中】【豕部】豲;康煕筆画 17;頁碼 1198 頁 16 行。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】胡官切、音桓。【説文】猪が逃げ走るの意。【博雅】猪の類。【逸周書・周祝解】「豲は爪あれど抓るに敢えず」。【前漢書・揚雄伝注】豪猪をまた豲といい、雌雄同体の獣なり。また【玉篇】に「」とも作る。【山海経注】豪彘は即ち猪なり。また【玉篇】県名。【前漢書・地理志】天水郡に豲道県あり。また【広韻】に「獂」とも作る。【史記・秦本紀】「戎の獂王を斬る」。【注】獂は戎の邑なり。また或いは「」と作る。【史記・匈奴列伝】隴西に翟種の戎人あり。【徐広曰】天水に在り。また【集韻】愚袁切、音元。これも猪の類。【正字通】唐代版『説文解字』に「豲は猪の類」とあり。徐鉉版これを改め「猪が逃げ走る」と釈すれども非なり。豲の本義は唐代版に従うべし。