康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1176 ページ)
【酉集上】【言部】謞;康煕筆画:17;ページ番号:1176 頁 03 行
【広韻】許角切【集韻】【韻会】黒角切、音は翯(かく)。
【爾雅・釈訓】謞謞とは、讒言と悪を崇ぶるなり。
【注】禍を喜び虐を助け、譖言と悪を増益するなり。
【疏】『詩・大雅』に「多将熇熇」とあり。鄭箋に曰く、「熇熇なるを行ふこと多く、惨毒の悪なり」。謞と熇とは音義同じ。
また人名なり。汝謞、『宋史・宗室表』に見ゆ。
また【広韻】呵各切【集韻】【韻会】【正韻】黒各切、音は郝(かく)。義同じ。
また【集韻】【類篇】許教切、音は孝(こう)。嗃と同じ。大いに叫ぶなり。
『管子・侈靡篇』に「然も若し謞の静かなるがごとし」とあり。
【注】謞躁なる人ありといへども、亦皆恬静なり。
『春秋繁露』に「古の聖人、謞して天地に効ふを号と謂ひ、鳴して命を施すを名と謂ふ」とあり。
また【集韻】【正韻】虚交切、孝の平声。詨と同じ。叫呼するなり。
また『荘子・斉物論』に「激なる者、謞なる者」とあり。
【注】謞とは、去りて声疾きなり。