康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 255 ページ)
【丑集下】【女部】好;康熙筆画:6;頁碼:255 頁 11 行。古文。【唐韻】呼皓切。【集韻】【韻会】【正韻】許皓切。蒿の上声。美なり、善なり。【詩・鄭風】「琴瑟在御、莫不静好」。又相善なり。【詩・衛風】「永以為好也」。又好会なり。【周礼・春官】「琬圭以結好」。【左伝・文公十二年】「藉寡君之命、結二国之好」。又人名。張好好、年十三、姣麗にして歌に善し、杜牧之を楽籍に置く。【唐書・杜牧伝】に見ゆ。又曲名。武夷君、山頂に於いて郷族と会し、仙楽競って奏し、「人間好」を唱う。【武夷山志】に見ゆ。又【広韻】呼到切。【集韻】【韻会】【正韻】虚到切。音は耗。【説文】「愛して釈ざらざるなり」。女子の性柔にして滞り、所好あらば則ち愛して釈ざらず、故に文に於いて、女子を好と為す。【詩・唐風】「中心之を好む」。又孔なり。【周礼・冬官考工記】「璧羨尺好、三寸を以て度と為す」。【注】羨は径なり。璧羨は以て度を起す。好は璧の孔なり。又姓なり。【纂文】に見ゆ。又叶して呼厚切、音は吼。【王褒・講徳論】「毛嬙西施、毀るに善き者も其的好を蔽う能わず。嫫母倭傀、誉するに善き者も其の醜を掩う能わず」。又叶して滂佩切、音は配。【楚辞・九章】「前世の賢を嫉む自り、蕙若を其の佩ぶべからずと謂う。佳冶の芬芳を妬み、母姣にして自ら好む」。又叶して呼切、音は詬。【詩・唐風】「豈他人無けんや、維子之好」。上に究に叶す。考証:【周礼・地官】「琬圭以結好」。謹んで原書に照らし、地官を春官に改む。【左伝・文公十二年】「藉先君之命、結二国之好」。謹んで原文に照らし、先君を寡君に改む。