康熙字典解説
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【酉集中】【貝部】貴;康熙筆画:12;頁 1206
古文【唐韻】居胃切【集韻】【韻会】帰謂切、音饋。
【説文】に「物賤しからざるなり」と作る。【易・繋辞】に「高きをもって貴賎の位とす」。【書・旅獒】に「異物を貴ばず、用うる物を賎しむ」。
また【玉篇】に「高きなり、尊きなり」。【易・繋辞】に「崇高なること富貴に大なるは莫し」。【周礼・天官・大宰】に「八統をもって王に詔して万民を馭す、六に曰く貴を尊ぶ」。
また【礼記・祭義】に「昔者有虞氏は徳を貴びて歯を尚ぶ」。【註】に「貴とは燕賜諸臣に加うるありと謂う」。
また【孟子】に「下を用いて上を敬う、これを貴貴と謂う」。
また欲するなり。【戦国策】に「秦と合して斉を伐つことを貴ぶ」。【註】に「貴は猶欲のごとし」。
また【玉篇】に「価多きなり」。【前漢書・食貨志】に「器苦悪く賈貴し」。
また【釈名】に「貴は帰なり、物の帰仰する所なり」。
また姓なり。【風俗通】に「廬江太守貴遷」。
また州名なり。【韻会】に「春秋の駱越の地、隋の鬰州、唐に改めて貴州と改む」。