康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1307 ページ)
【戌集上】【金部】鋒;康熙画数 15、頁碼 1307 頁下段 12。『唐韻』『集韻』『韻会』に「敷容切」、音は豊。『説文』に「兵器の先端」とあり、本字は鏠、略して鋒と書く。『釈名』に「刀の末端を鋒という。蜂の刺すように鋭利なるをいう」とある。また『前漢・東方朔伝』に「詭詐の事、鋒刃のごとく紛然として起る」とあり、『荀子・王制篇』に「試探の言、鋒刃のごとく湧き出づ」とある。注に「鋒刃斉しく聳え立ちて犯し難きがごとし」という。また軍陣の前列を指す。『前漢・黥布伝』に「黥布、先鋒となる」とある。また星宿の名。『史記・天官書』に「北斗の杓の端に二星あり、内なるは矛にして招揺、外なるは盾にして天鋒」という。また国名。『史記・五帝紀』に「帝嚳、鋒氏の女を娶りて放勲を生む」とあり、『正義』に「豊と作る」という。また宝剣の名。『典論』に「宝剣三あり、その第二を華鋒という」とある。