康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 994 ページ)
【未集下】【肉部】膰;康熙筆画:18;頁碼:994 頁 25 行。『集韻』符袁切、『正韻』符艱切、音は煩。『説文』に「宗廟の火にて熟したる肉」とあり。『春秋伝』に「天子事にあれば、焉をもって同姓の諸侯に饋る」といい、あるいは肉に従う。『玉篇』に「膰は肝なり」とある。『穀梁伝・定公十四年』に「脤とは何ぞや。俎の実にして祭肉なり。生を脤と曰ひ、熟を膰と曰ふ」とある。『史記・周本紀』に「顕王、文武の胙を秦の孝公に致す」とあり、注に「胙は膰肉なり」という。また『孔子世家』に「大夫に膰を致すが如し」とあり、注に「膰は祭肉なり」という。『後漢書・劉長卿妻伝』に「県邑に祀あらば、必ず膰す」とあり、注に「膰は祭餘の肉なり」という。また燔と通ず。『左伝・襄公二十二年』の「執燔焉」の釈文に「燔もまた膰に作る」とあり。『穀梁伝・定公十四年』に「熟を膰と曰ふ」とあり、釈文に「本は燔に作る」という。また『集韻』に蒲官切、音は槃。大腹なり。また蒲波切、音は婆。義同じ。