康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1279 ページ)
【酉集下】【邑部】酆;康煕筆画:25;頁碼:1279 頁第 31 行。『広韻』に「敷空切」、『集韻』『韻会』に「敷馮切」、音は豊。『集韻』によれば、周の文王が都を営んだ地。『左伝』昭公四年に「康には酆宮の朝あり」。注に「酆は始平郡鄠県の東に在り、霊台有り。康王ここに於いて諸侯を朝見す」とある。また国名。『左伝』僖公二十四年に「畢・原・酆・郇は文の昭なり」と見える。また姓。『左伝』に酆舒という者がある。また水名。『後漢書』馮衍伝に「西顧して酆・鄗す」。注に「酆・鄗は二水の名」とある。按ずるに、『詩』大雅に「邑を豊に作す」「豊水東注す」とあり、『書』武成に「王商より来たりて豊に至る」とあり、いずれも「豊」に作る。後人阝を加えて「酆」と作れども、二義なし。