康熙字典解説
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【巳集上】【水部】沸;康煕筆画:9;頁碼:頁 614 第 02【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】方味切、音芾。沸騰の意。【詩経・大雅】羹湯が沸騰するがごとく喧騒なるさま。また水名。【王子年・拾遺記】蓬萊山に沸水あり、これを飲めば千歳を保つ。また井名・潭名。【水経注】曲阿の季子廟前の井と潭は常に沸騰ゆえ、井を沸井、潭を沸潭という。【謝恵連・雪賦】沸潭はもはや涌き立たず、熱風も起こらず。また【集韻】【正韻】敷勿切、【韻会】分勿切、音拂。噴霧・散布の意。また「觱沸」、泉水の涌き出づるさま。【詩経・小雅】涌流して止まざる泉水。また【正韻】滂佩切、音配。波濤翻巻するさま。【司馬相如・子虚賦】水中の生物驚き起ち、波濤汹涌たり。また憤怒のさま。【司馬相如・上林賦】水勢汹涌にして暴怒のごとし。また「潰」に同じ。「沸渭」は安ならざるさま。【王褒・洞簫賦】雷霆の轟くがごとく、放縦にして動揺不安なり。【注】「沸」は時に「潰」と書き、扶味切。【集韻】時に「𣸣」と書く。考証:【司馬相如・子虚賦】「水虫駿波鴻沸」。謹んで原文に照らし、「駿」を「駭」に改む。