康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 838 ページ)
【午集下】【石部】礬;康煕筆画:20;頁 838。『広韻』に附袁切、『集韻』『韻会』に符袁切、音は煩。礬石なり。『山海経』に「女牀山、その陰に涅石多し」とあり。郭註に「礬石なり。楚人は涅石と名づけ、秦人は羽涅と名づく」という。『韻会』に「一名羽澤、青・白・黄・黒・絳の五種あり」という。また山礬は花の名なり。『正字通』に「俗に椗花と名づく。木高さ数尺、葉密にして枝肥え、冬も凋めず。花白くして香あり。一名瑒花」という。黄庭堅曰く、「江南の野中に椗花あり。土人葉を採りて灰を焼き、紫を染めて黝となす。礬を借らずして成る。因って名を改めて山礬とす」。『韻会』これを鄭花と譌り、かつ「即ち唐の玉蘂花なり」と云うは謬なり。