康熙字典解説
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【午集中】【目部】眣;康熙筆画:10;頁碼:805 頁第 10
古文。『唐韻』丑栗切。『集韻』『韻会』敕栗切。音は抶に同じ。『説文』に「目の正しからざるなり」とあり。目に従い、失声す。『徐曰』に「その視るや散じて、若し失う所有るがごとし」という。また『広韻』『集韻』『韻会』徒結切。『正韻』杜結切。音は絰に同じ。義同じ。また『類篇』に「目出ずる貌」とあり。あるいは眰と作る。また『広韻』陟铩切。音は哳に同じ。目露わるる貌なり。また『集韻』に古く眣と作るとあり。注は十画に詳らかなり。按ずるに、眣は別と異なる。『韻会』の眣の注に、『説文』の本訓を存し、復た増韻を載せて、「目をもって通ずるを指して眣と曰う」とするのは誤りなり。『正韻』および『字彙』の訛誤も増韻と同じ。また『類篇』に眣はあるいは(某字)と作り、音は升基切なり。「春秋伝」の「魯衛の使を眣す」を引くも、亦た誤りなり。