康熙字典解説
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【酉集下】【辵部】遞;康煕筆画 17、頁 1257。『広韻』徒礼切、『集韻』『韻会』『正韻』待礼切、音は悌。『説文』に「更易なり」とあり。『広韻』に「遞は代なり」とあり。『正韻』に「更迭なり」とあり。『爾雅・釈詁』に「遞は迭なり」とあり。注に「更迭とは、間隔を置いて相い代わるの意」とある。また『前漢・郊祀歌』に「四時興起して交替し、八面の風これに従いて生ず」とある。また『正韻』に「迢遞は遠き意」とあり。また『増韻』に「傳遞は駅伝により送るの意」とあり。また遞鐘は琴の名なり。『前漢・王褒伝』に「伯牙遞鐘を弾ず」とある。また『広韻』特計切、『集韻』『韻会』『正韻』大計切、音は第。義同じ。また当蓋切、音は帯。環繞の意なり。『前漢・王莽伝』に「絳侯諸将の遞に依り、相扶の勢を据う」とあり。注に「諸将同心にして、囲繞して護衛すという」とある。また葉して徒結切、音は迭。『王儉・褚淵碑銘』に「良謀継ぐ者なく、典範長く逝く。惆悵として餘思を残し、鏗鏘として大功永く存す」とあり。注に「長遞は、長く去って復らざるがごとしと言うに猶ほし。また迢遞・遠きの意なり」とある。『集韻』に或いは递と作る。俗体に逓と作る。考証:『前漢・王莽伝』「絳侯諸将の遞に依り、相扶の勢を据う」。注「諸将同心にして、囲繞して附翼すという」。謹んで原文により「附」を改めて「扶」とす。