康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 702 ページ)
【巳集下】【牛部】犉;康煕筆画:12;頁碼:702 頁 14 行。『広韻』如匀切、『集韻』濡純切、『韻会』儒純切、音は眴に同じ。『爾雅・釈畜』に「唇黒きものを犉と曰う」。『詩・小雅』に「九十其の犉」。伝に「黄牛にして唇黒きものを犉と曰う」とあり。また『周頌』に「時に犉牡を殺す」と見える。また『爾雅・釈畜』に「牛七尺なるを犉と為す」。疏に「犉には二義あり。唇黒き牛を犉と称し、また高さ七尺の牛をも犉と称す。尸子が六畜を説くに、大なる牛を犉と謂い、身高く七尺なり」とある。また『集韻』『韻会』『正韻』に而宣切、音〇〇(欠字)、義同じくす。本は〇〇(欠字)に作る。按ずるに、韻書に肰の音無く、『字彙』に肰と注音せるは誤りなり。『正字通』に醇厚なる毛色と解するも、また牽強付会なり。