康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 338 ページ)
【寅集中】【巾部】幬;康熙筆画 17;頁 338。『唐韻』直由切、『集韻』『韻会』留切、『正韻』除留切、音は俦。『説文』に一重の帳とあり。『爾雅・釈訓』に「幬を帳という」とあり。注に「今江東亦た帳を幬と謂う」という。また宋玉『神女賦』に「帷を褰げて侍せんことを請い、中心の款誠を陳べん」とあり。また車の帷を指す。『史記・礼書』に「大路の素幬」とあり。注に索隠曰く「車蓋の素帷を謂う」と。また『類篇』に「車の轂を包む皮」とあり。『周礼・冬官考工記』に「其れ稜角あらんことを欲す」とあり。また『広韻』徒到切、『集韻』『韻会』大到切、『正韻』杜到切、音は導。『広雅』に「幬は覆うなり」とあり。『礼記・中庸』に「譬えば天地の載せざるところなく、覆わざるところなしがごとし」とあり。また『韻会』『正韻』に徒刀切、音は陶、義同じ。また『集韻』『韻会』に重株切、音は厨。丁廙『寡婦賦』に「門を閉じて掃せず、魂孤にして困居す。白堊して朱門を飾り、帷を易えて素幬と為す」とあり。考証:『爾雅・釈器』に「幬を帳という」とあるを、謹んで原書に従い「釈器」を「釈訓」に改む。