【午集上】【瓦部】瓻;康煕筆画:12;頁碼:749 頁下段 27 行。『唐韻』丑脂切、『集韻』『韻会』抽遅切、『正韻』抽知切。音「絺」に同じ。『説文』に「酒器を指す」とあり。『集韻』に「畜瓻は瓶の一種なり」といい、あるいは酒を盛る器ともいう。古来、書を借りることを指して用いられた。『韻会』に「大なるものは一石を容れ、小なるものは五斗を容る」とある。『聞見録』に「俗に書を人に貸すは一癡、書を返すも一癡という。かつて書を借り返しするは常理なるに、何ぞ癡と称せんやと疑えり。後に王楽道の銭四に与うる書を見て曰く、『出師頌』最も絶妙なり。古語に借書一瓻、還書一瓻といえり。これによりて今人の誤って瓻を癡と訛れるを知る」と記す。また『韻会』に「鴟に通ず」とあり。黄庭堅の詩に「時に一鴟を送りて鎖眉を開く」と見える。また『集韻』に丑亦切、音「彳」に同じ。義同じ。または「

」と作る。