康熙字典解説
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【亥集中】【鳥部】鴇;康熙筆画:15;頁 1484。『広韻』博抱切、『集韻』補抱切、『正韻』博皓切、音は寶。『説文』に「鳥なり」とあり。郭璞曰く、「鴇は雁に似て後趾なく、毛に豹の文あり。一名を独豹という」。『詩・唐風』に「肅肅たる鴇の羽」とあり。『毛伝』に「鴇の性は樹に止まらず」とあり。正義曰く、「鴇鳥は蹄連なり、樹に止まれば苦しむ。故に君子の征役に従うを危苦に喩る」。『埤雅』に「鴇の性は群居して雁の如く、自然に行列あり。故に従う。相次ぐなり」とあり。『正字通』に陸佃曰く、「また鴻豹とも名づく。『易林』に『文山鴻豹』とあり」。また段成式曰く、「鴇鷙鳥に遇えば、能く糞を激して之を射つ。糞毛に着けば悉く脱す」。『広韻』にまたと作すとあり。また馬の名。駂と同じ。烏驄なり。『詩・鄭風』に「叔田に于り、乗々たる鴇に乗ず」とあり。『伝』に「驪馬雑毛なるを鴇と曰う」。古字通用す。