【酉集上】【言部】謷;康煕筆画:18;頁碼:1178 頁第 19。『集韻』『韻会』『正韻』に牛刀切、音は敖。『説文』に「不肖の人なり」。徐鍇曰く、「不肖の人とは、その言煩く苛なるなり」。『広韻』に「不肖の語なり」。『呂氏春秋・懐寵篇』に「先王を謷醜し、旧典を排訾す」。『楚辞・九思』に「令尹兮謷謷」。王逸注に「聴くべき言に従わずして妄りに語るなり」。また『説文』に「哭み止まず、悲声謷謷たり」。『前漢書・食貨志』に「天下謷謷として陥る者衆し」。顔師古注に「衆口の愁う声なり」。『正字通』に「嗸に通ず」。また『韻会』に「大なる貌」。『荘子・徳充符』に「謷乎として大哉、独り其の天を成す」。また『正字通』に「謷には甚だしき意あり、今楚黄の人、事の甚だしきを謂って謷と曰う」。また『広韻』に五交切、『集韻』『韻会』に牛交切、齩の平声。義同じ。また『広韻』に五到切、『集韻』『正韻』に魚到切、敖の去声。『類篇』に「志遠し」。『字彙』に「謔なり」。『正字通』に「倨なり」。『唐書・周墀伝』に「宿将暴謷にして令に従わざる者、墀命じて其の背を鞭つ」。『韻会』に「傲に通ず」。『正韻』に「慠に通ず」。また或いは

と作る。『詩・小雅』に「我を執ること仇仇たり」。伝に「仇仇は、猶お謷謷のごときなり」。『釈文』に「謷、本また

と作る」。『説文』に「本は謷と作る」。『広雅』に「書は

と作る」。『正韻』に「また謸と作る」。謷の字、右上は攴に従って

と作る。考証:『詩・小雅』に「我を執ること仇仇たり」。伝に「仇仇は、猶お謷謷のごときなり」。箋に「謷、本また

と作る」。謹んで原書の箋によりて釈文に改む。