康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 208 ページ)
【丑集上】【口部】噂;康熙筆画:15;頁碼:208 頁 06 行。『唐韻』子損切、『集韻』『韻会』『正韻』祖本切、音は樽なり。『説文』に「聚語なり」とあり。『詩・小雅』に「噂沓背憎」と見え、伝に「噂はなお噂噂のごとく、沓はなお沓沓のごとし」という。箋に「噂噂沓沓とは面と向かいて談ずるなり、背けば互いに憎悪す」という。『広韻』に「譐と同じ」という。考証:『詩・小雅』「噂沓背憎」。箋「噂噂沓沓、相対して談語し、背けば相い憎み逐うなり」。謹んで按ずるに、原文「背けば相い憎む」は経文の「噂沓背憎」を解するものなり。「逐う」はこの者によるは主人によるがゆえなり、と経文の「職競由人」を解するものなり。「競」は逐うことなり。「憎」と「逐」は連読せず、今「逐」の字を省く。