康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 464 ページ)
【卯集中】【手部】攢;康煕筆画:23;頁碼:464 頁 16 行。『韻会』に徂丸切、『正韻』に徂官切とあり、音は「巑」に同じ。集まる、集合するの意。『司馬相如・大人賦』に「攢罗列聚」と見え、また『上林賦』に「攢立丛倚」とある。『宋之問の詩』に「江回云壁転じ、天小霧峰攢ず」という。また、霊柩を暫時埋葬して正式に葬らざるを「攢」といい、この義は「欑」とも書く。また地名なり。『左伝・僖公二十五年』に「晋侯周王に朝す。周王陽樊・温・原・攢茅等の田を賜う」と記す。『後漢書・郡国志』に「河南郡修武県に陽樊・攢茅の田あり」と見える。〔注〕杜預曰く、「県の西北に攢城あり」。按ずるに、『左伝』及び『後漢書』に「攢」の部首は「扌」なり。『韻会』これを「木」部の「欑」に改む。また『唐韻』『韻会』『正韻』に在玩切、『集韻』に徂畔切とあり、音は「巑」の去声にして、義もまた集まるなり。また『唐韻』『集韻』に則干切とあり、音は「賛」に同じく、義も同じ。また『集韻』『韻会』『正韻』に祖官切とあり、音は「鑽」に同じ。詳しく選び検するの意。『礼記・内則』に「柤梨は之を攢すという」とあり。〔疏〕に曰く、「一つ一つ仔細に梨の虫穴を視る」なり。この義はまた「鑽」に通ず。また『集韻』に子罕切とあり、音は「𢱧」に同じ。折るの意。また『韻補』に寒韻の中古音は先韻に転じて子全切、音は「鐫」に同じとす。『韋誕・景福殿賦』に「枅梧綺錯し、楶棁鱗攢ず。芙蓉側植し、藻井倒懸す」という。