康熙字典解説
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【酉集中】【貝部】責;康煕筆画:11;頁碼:1205 頁 19 行
古文。『広韻』『集韻』『韻会』側革切、『正韻』側格切。音は窄(さく)。『説文』に「求む」とあり。『左伝』桓公十三年に「宋、鄭に賂を責むる多し」。また「非なり」の意。『書経』君奭に「誕(おお)いに我を責むること無し」。伝に「汝、大いに我を留むるを非と責むること無し」とあり。また誅責の意。『詩経』邶風旄丘の序に「衞伯を責む」とあり。『礼記』表記に「君子、諾責あるよりは、寧ろ己が怨みあらん」とあり。疏に「責とは、許して与えずして責めらるるを謂う」とあり。また責譲の意。『左伝』僖公十五年に「西隣の責言、償うべからず」。注に「微かに刺す」とあり。また任の意。『孟子』に「言責ある者あり」。また取るの意。『戦国策』に「その剣を帰して、金これを責む」。また問うの意。『史記』周勃世家に「吏、簿をもって條侯を責む」。注に「簿をもってその辞情を問う」とあり。また自訟の意。『前漢書』韓延寿伝に「痛く自ら刻責す」。また『集韻』『韻会』『正韻』に側売切。債と同じ。『周礼』天官小宰に「称責を聴くに傅別をもってす」。注に「称責とは、貸子を謂う」とあり。疏に「責を挙げて子を生ずるを謂い、彼此ともに称意なるを以て、故に称責という」とあり。『左伝』成公十八年に「施舍して責已む」。注に「逋責を止む」とあり。また側棘切に叶う。『柳宗元』懲咎の賦に「既に明かに天討を懼れ、また幽かに鬼責に慄く。惶惶として夜寤め昼駭くこと、麏の息まざるに類す」。考証:『礼記』表記の「君子與有諾責也」は、原文に照らして「與」の下に「其」の字を増す。