康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 939 ページ)
【未集中】【糸部】繜;康煕筆画:18;頁碼:939 頁上段 11。『広韻』祖昆切、『集韻』租昆切、音は尊。『説文』に「穢貉(わいらく)の地の女子は袴なく、帛をもって脛室(けいしつ)とし、絮(わた)を以て核(くるみ)を補い、名づけて繜衣(そんい)と曰う。状は襜褕(せんゆ)のごとし」とある。『急就篇』に「禅衣・蔽膝・布母・繜」とあり、注に「黄氏曰く、江東では鹪鹩(しょうりょう)を布母と謂う。布母繜とは、繜は小衣にして、猶お犢鼻(とくび)のごときなり」とある。また『屈原・離騒注』に「総総(そうそう)は猶お繜繜(そんそん)のごとし、聚まるなり」とある。また『集韻』に兹損切あり。『荀子・不苟篇』に「能わざれば、則ち恭敬にして繜絀(そんちゅつ)し、以て人に事(つか)え」とあり、注に「繜は撙(そん)と同じ、絀は黜(ちゅつ)と同じ。自ら撙節して貶損するを謂う」とある。