【丑集下】【大字部】奏;康煕筆画:9;頁碼:251 頁 15 行
古文【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】則候切、音は「諏」の去声。進献し、推薦する。【書・舜典】意見を陳べて上に進献する。【詩・小雅】大功を成す。
また、楽曲が一節変わることを一奏といい、ゆえに九節を九奏という。【周礼・春官】九奏終わるを九成という。【詩・小雅】楽器備わりて演奏に入る。【礼記・楽記】節奏相和して章を成す。【注】節は曲調の段落を指し、奏は動作の変化を指す。【漢書】「族」と作る。【厳安伝】五声を調和し、これに節奏を持たせる。
また、類別。【晋令】王公を召見するに一尺の奏板を用い、王公以下は一尺の版を用う。
また、臣が君に進言する文書を奏という。【前漢書・汲黯伝】上かつて武帳に坐し、汲黯前に出て事を奏す。
また「腠」に通ず。【儀礼・公食大夫礼】牲体を進献す。【注】奏は牲体の皮膚の文理を指す。
また「輳」「湊」に通ず。【前漢書・成帝紀】皇帝群臣を率いて河を横切り、汾陰に会聚す。
また、葉音は則古切、音は「珇」。【詩・大雅】我奔走して効力する者ありと曰う。下の句の「侮」の字に葉う。
本は「

」と作る。【説文】「

」に従い、「屮」に従う。「屮」は上に進取する義を示す。今は通じて「奏」を用う。