康熙字典解説
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【申集中】【虫部】螽。康煕筆画:17。頁碼:頁 1095 第 18。古文。『唐韻』職戎切。『集韻』『韻会』之戎切。音は終。『説文』に「蝗なり」とある。『爾雅・釈虫』に「螽、蠜」とあり、注に「螽は一名を蠜という」とある。陸璣の疏に「今人は蝗の子を螽子といい、兖州の人はこれを螣という。『詩』に『喓喓として草虫、趯趯として螽』とあるはこれなり」とある。また『詩・周南』に「螽斯その羽」とあり、伝に「螽斯は蜙蝑なり」とある。疏に「蜙蝑は長くして青く、角長く股長く、股をもって鳴ずる者なり。あるいは蝗に似て小さく、斑黒なるものという。その股の状、玳瑁のごとく、五月の中に両股を相切らせて声を作り、数歩に聞こゆる者なり」とある。また『爾雅・釈虫』に「蟿螽、螇蚸」とあり、疏に「形は蜙蝑に似て細長く、飛びて翅をもって声を作る者なり」とある。また『釈虫』に「土螽、蠰谿」とあり、疏に「土螽は、今これを土という。蝗に似て小さく、跳ぶこと善き者なり」とある。『説文』には本より作る。『集韻』にあるいは作る。