康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 327 ページ)
【寅集中】【己字部】巵;康煕筆画:7;頁碼:327 頁 04 行。【唐韻】【集韻】章移切、【正韻】旨而切、音は「支」。【説文】円形の器。また觛といい、飲食を節制するために用いる。字形は人に象り、下に卪を従える。【玉篇】巵は酒器の一種で、容量は四升。【史記・高祖紀】に「玉製の巵を捧げ、立ち上がって太上皇の寿を祝す」とある。また染色植物の名でもある。【史記・貨殖伝】に「巴蜀もまた沃野にして、巵を多く産す」とあり、注に「巵はすなわち煙支にして、紫紅色なり」という。また【類篇】に丘奇切、音は「欹」、義同じし。按ずるに、『正字通』によればこの字の下にさらに字があり、すでに卩部に収められているため、ここに重ねて掲げるのは重複なるがゆえに、今これを削除する。