康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 688 ページ)
【巳集中】【爪部】爭;康煕筆画:8;頁碼:688 頁 33 行
古文。【唐韻】側莖切。【集韻】甾耕切。音は箏。【説文】に「引く」とあり。𠂇に従う。【徐鉉曰】音は曳。両手にて之を曳くは、爭の道なり。【広韻】に「競う」とあり。【書・大禹謨】「汝惟不矜なれば、天下汝と能を爭う者なし。汝惟不伐なれば、天下汝と功を爭う者なし。」また【玉篇】に「諫む」とあり。また「訟う」とあり。【増韻】に「理す、辨ず」とあり。【礼記・曲礼】に「分爭し訟を辨ずるは、礼に非ざれば決せず」とある。また姓なり。【正字通】に「印藪に爭不識あり。爭は同じ」という。また【集韻】に側逬切。箏の去声。義同じ。また【広韻】に「本は諍と作る。諫諍なり、止むるなり」とあり。【孝経・諫諍章】に「天子に爭臣七人あり」という。【韻会】に「俗に争と作るも非なり」という。考証:【礼記・曲礼】の「非理不決」は、謹んで原文に照らし「非理」を「非礼」に改む。