康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 883 ページ)
【未集上】【竹部】築;康熙画数:15;頁 883。『広韻』『集韻』に張六切、『正韻』に之六切、音は竹。『説文』に「擣(つ)く」とあり。『詩・豳風』に「九月に場圃を築く」。『周礼・春官』に「器を展開し陳べて備えを告げ、及び果して鬻(ゆく)を築く」とあり。註に「果して鬻を築くとは、祼(かん)に用いる鬻を築くことなり」という。また「抬(ひろ)う」の義あり。『書・金縢』に「凡そ大木により偃(たお)れたるものは、尽く起こしてこれを築く」とあり。註に「築は拾うなり」といい、疏に「禾が大木により偃れたる者は、その木を起こして下の禾を拾い、亡失するところなし」と釈す。また『集韻』に佇六切。杵に鐏(こん)あるもの。また妯と同じ。『揚子・方言』に「築妯、匹(ぐう)なり」とあり。註に「関西にて兄弟の婦、相呼んで築娌(ちくり)と為す」という。