康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1407 ページ)
【戌集下】【頁部】顓;康熙筆画:18;ページ番号:1407 頁第 14。【唐韻】職縁切、【集韻】朱湍切、【正韻】朱縁切、音は専。【説文】に「頭顓顓として謹む貌」とあり。また【韻会】に「顓は蒙なり」とある。また古の帝号。【玉篇】に「昌意が高陽を生む、是を帝顓頊と為す。顓とは専なるなり。頊とは正なるなり。能く天の道を専ら正すと言う」とあり。また顓頊は星名。詳しくは「頊」の字注を見よ。また顓臾は国名。また姓。【神仙伝】に「太女顓頊和」とあり。また顓孫は複姓。また「専」に通じて独の意味。【史記・渉世家】に「客愚にして知無く、顓って妄言し威を軽んず」とあり。【前漢書・高后紀】に「上将軍禄・相国産、兵を顓って政を秉る」とあり。【班固・典引】に「豈に其れ身の為に而有って顓辞するや」とある。また円き貌。【前漢書・賈捐之伝】に「顓顓として独り一海の中に居る」とあり。注に「顓は専と同じ。専専は猶お区区のごとし。一に曰く円き貌」とある。考証:また「団」に通ず。謹んで按ずるに、【玉篇】【広韻】【韻会】の顓字はいずれも団の音無く、また団に通ずと言わず。今、下に引く【漢書】の注に拠りて改めて「また円き貌也」とす。