康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1050 ページ)
【申集上】【艸部】蒸;康煕筆画 16;頁碼 1050 頁 07 行。【唐韻】音「煮仍」の切、音「烝」に同じ。【説文解字】麻茎の中芯を剥ぎ取るをいう。【詩経・小雅】に「薪を以てし、蒸を以てす」と見える。【箋注】粗なるを薪と称し、細なるを蒸と称す。【周礼・天官・甸師】に、その属を率いて薪・蒸を用い、外内饔の事を助くと記す。【疏】自然に生ずる小なるものを蒸という。また衆多の義あり。【詩経・大雅】に「天、蒸民を生ず」と見える。また地名を指す。【呉越春秋】に、呉王公孫聖を召して門人に命じ、これを蒸丘に導かせたと記す。また「烝」に通ず。【爾雅・釈天】に、冬の祭りを蒸と称すとあり。【注】諸種の祭品を進献するをいう。また【類篇】に音「諸応」の切、音「証」に同じ。気の上昇して発散するをいう。【列子注】温熱の蒸気は炎火の如し、去声に読む。【潘尼・苦雨賦】気が岩に触れて凝り昇り、雲集まって上に浮く。【群経音辨】蒸、経典中に蒸祭の「蒸」は多く艸頭を去り、以て薪蒸となす。考証:【周礼・天官・甸師】に、その属を率いて薪・蒸を用い、外内饔の事を助くと記す。【注】自然に生ずる小なるものを蒸という也。謹んで原文に従い、「内外」を「外内」に改め、「注」を「疏」に改む。