康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1243 ページ)
【酉集下】【車部】載;康熙筆画:13;頁 1243。古文。【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】作代切、音は再。【説文】乗ずるなり。【易・大有】大車以て載す。また承くるなり、勝るなり。【易・坤卦】君子厚き徳を以て物を載す。また事なり。【書・舜典】能く庸を奮い、帝の載を熙む。【註】其の功を奮い起こして、以て帝堯の事を広むるを言う。また始なり。哉と通ず。【詩・豳風】春に曰く載に陽なり。【孟子】湯始めて征し、葛より載す。また則なり、助語の辞なり。【詩・周頌】干戈を戢め、弓矢を櫜にす、皆載す。また成るなり。【書・益稷】乃ち賡いで載歌す。【註】賡ぐは続くなり。歌を続きて其の義を成す。また行うなり。【書・臯陶謨】載に采采す。【註】其の行う所、某事某事なるを言う。また満つるなり。【詩・大雅】厥の声路に載す。また記載するなり。【書・洛誥】丕に功載を視る。【註】群臣有功なる者を視て之を記載す。【史記・伯夷伝】載籍極めて博し。また飾るなり。【淮南子・兵略訓】銀錫を以て載す。【註】箭を銀錫を以て之を飾るなり。また載師、官名なり。【周礼・地官・載師註】載を事と為すと言う。民に事えて之に税す。また姓なり。また【広韻】【集韻】【韻会】昨代切、音は在。【集韻】舟車物を運ぶなり。【詩・小雅】其の車既に載す。【註】才再反。また【広韻】作亥切、【集韻】【正韻】子亥切、音は宰。年なり。【書・堯典】朕位に在ること七十載。按ずるに『爾雅・釈天』に「載、歳なり」。註に「載、始なり。物の終りて更に始まるの義を取る」とあり。蔡邕『独断』に「載、歳なり。一歳の中、覆載せざるもの無し」と言う。此に拠れば、年載の載も亦去声に読むべし。また【集韻】都代切、音は戴。戴と通ず。【詩・周頌】弁を載せて俅俅たり。【礼・月令】弓韣を以て載す。また叶子利切、音は祭。【詩・小雅】言を受けて之を載す。下の喜に叶う。また叶節力切、音は即。【詩・小雅】彼が僕夫を召して、之を載と謂う。上の牧棘に叶う。考証:【書・洛誥】「丕に工載を視る」。【註】「群臣有功なる者を視て之を記載す」。謹んで原文に照らし、工載を功載に改む。