康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 78 ページ)
【子集上】【一字部】丣;康煕筆画:7;頁碼:78 頁第 11 行。『広韻』与久切、『集韻』以九切、『正韻』云九切。音は「有」。門を閉ずるを丣と曰ひ、太陽の沈む時なり。『説文』に「就也」とあり。八月に黍熟して醇酒を醸すべし。象形にして古文の酉の形なり。古文の酉は丣に従ふ。丣は春門にして万物既に出来、酉は秋門にして万物既に入り、一は門を閉ずるの象なり。『六書正訛』に曰く、後人この字丣に似たるを以て、酉を加へて之を別つ。酉は即ち古の酒の字にして、器中に半ば水あるに象る。既に酉を以て丣となし、又水旁を加へて酒の字とす。凡そ留・柳等の字は皆丣に従ひ、醴・醪等の会意する字は皆酉に従ふ。此の二字混用すべからず。