康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 530 ページ)
【辰集中】【木部】梬。康熙筆画 11、頁碼 530 第 16。『唐韻』以整切、『集韻』以井切、『正韻』于丙切、音は郢。『説文』に「棗なり。似に似る」とあり。『司馬相如・子虚賦』に「棃・梬・栗」と見え、張揖の注に「梬は梬棗なり」、李善の注に「梬棗は似に似て小なり、名けてと曰う」とある。また『上林賦』に「梬棗・楊梅」と見え、いずれも梬すなわち棗なりと説く。詳しくは「桾」の字の注を参照されし。また『類篇』に丑郢切、音は逞、義同じ。按ずるに『斉民要術』に「小なる者あればこれを栽え、無ければ枝を棗の根より取りて之を挿す」とあり。蓋し本は棗の名にして、脯として後にくの名に非ず。