康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 210 ページ)
【丑集上】【口部】噰;康煕筆画:16;頁碼:210 頁 28 行
【広韻】【集韻】於容切、音は雍。
【広韻】鳥の鳴き声。「嗈」に同じ。
【爾雅・釈詁】「関関噰噰」は、声が調和していることを指す。
【注】鳥の鳴き声が互いに応じ合うこと。
【疏】『詩経・匏有苦葉』に「噰噰と鳴く雁」とある。
【爾雅・釈訓】「噰噰喈喈」は、百姓が和睦し順服することを指す。
【疏】『大雅・巻阿』に「雝雝喈喈」とある。
また音楽の声を指す。
【爾雅・釈言】「粛噰」は声を指す。
【疏】「粛噰和鳴」は『周頌・有瞽』の文句である。
按ずるに、これら三篇の詩の現行版本はいずれも「雝」に作る。
また【集韻】委勇切、音は擁。気が咽び塞がることを指す。
また叶して於王切、音は汪。
【琳・神女賦】「仲春の和節を感じて、鳴雁の噰噰を嘆ず。椒を握りて手に貽し、奥房にて共に宴せんことを請う。」