康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1277 ページ)
【酉集下】【邑部】鄢;康煕筆画:18;頁碼:1277 頁 04 行
『広韻』『韻会』に「于乾切」とあり、『集韻』に「于虔切」とあり、『正韻』に「因肩切」とあって、音は「焉」に同じ。
『説文解字』に「南郡の県名」と釈す。
また『広韻』『韻会』『正韻』に「于幰切」とあり、『集韻』に「隠幰切」とあって、音は「偃」に同じ。地名にして鄭に在り。
また『広韻』『集韻』に「于建切」とあって、音は「堰」に同じ。地名にして楚に在り。
『字彙補』に『路史・国名紀』を引いて曰く、「鄢の地三処あり。楚の鄢都は即ち襄陽の宜城なり。鄭伯が段を鄢に克つとは即ち開封の鄢陵なり。穆叔が莒に至りて鄢陵に及ぶとは則ち沂州の安陵を指す」と。
『正字通』に曰く、「荊州の鄢は音『焉』を読み、鄢城の鄢は音『偃』を読む。『漢書・地理志』は『傿』と作る」と。
『集韻』に「『傿』と作すは非なり」という。
また姓と為すと載す。