康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 402 ページ)
【卯集上】【心部】憖;康熙画数 16;頁碼 402 頁 21 行。【唐韻】魚覲切、【集韻】【正韻】魚僅切、【韻会】疑僅切、音は猌。【説文】に「問う、敬謹なり。心に従い猌声」とあり。一説に「言う」なり。また一説に「甘し」。【広韻】に「且(かつ)なり」。【左伝・哀公十六年】「一老を遺すに憖らず」。注に「憖、且なり」。また【詩・小雅】「一老を遺すに憖らず」。箋に「心は欲せずして自ら強いるの辞」。また「願う」なり。【晋語】「州犁を庇わんことを憖ず」。注に「願うなり」。また「缺く」なり。【左伝・文公十二年】「両君の士、皆未だ憖らず」。また発語の辞。【左伝・昭公二十八年】「憖吾君に勝と臧の死を聞かしめて、以て快しと為さしむ」。一説に「傷む」なり。【揚子・方言】に「蔡の間、之を憖と謂う」。また【集韻】【韻会】に語靳切、音は垽。【博雅】に「慯(いた)むなり」。また【五音集韻】に香靳切、音は焮。【字林】に「笑う貌」。【張衡・思賦】「戴勝その既に歓ぶを憖たり」。【文選】章懐の読む所。また【五音集韻】に五轄切。【字林】に「問うなり」。また【集韻】に魚巾切、【韻会】に語巾切、音は銀。地名。【春秋・昭公十一年】「厥憖に会す」。