康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 678 ページ)
【巳集中】【火部】煬;康煕筆画:13;頁碼:678 頁上段 07。『唐韻』『韻会』『正韻』余亮切、『集韻』弋亮切、音「漾」に同じ。『説文』に「火を以て乾かす」とあり。『揚子・方言』に「煬は炙るなり」とあり。〔注〕今江東では火勢の盛んなるを煬と称す。『荘子・盗跖篇』に「冬則煬して寒を避く」とあり。また『玉篇』に「火に向かう」とあり。『広韻』に「向かう義あり」とあり。『戦国策』に「竈のごとく、前者煬なれば後者見えず」とあり。また『揚子・方言』に「煬は曝すの義あり」とあり。『春秋・定公元年』に「煬公の廟を立てる」とあり。〔注〕煬公は伯禽の子なり。その宗廟既に毀れ、季氏祷りて改めて其の廟を立てたり。また『玉篇』に「炎热を指す」とあり。『揚雄・甘泉賦』に「南面赤煬の丹崖」とあり。また『集韻』に式亮切、音「饗」に同じ、乾くを謂うとあり。また『広韻』に与章切、『集韻』『韻会』余章切、『正韻』移章切、音「陽」に同じとあり。『広韻』に「金属を熔かす」とあり。『集韻』にも「金属を熔かす」とあり、或いは「烊」とも書く。また『集韻』に尸羊切、音「商」に同じ、魯の煬公を指すとあり。これは徐邈の説なり。