康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1023 ページ)
【申集上】【艸部】苡;康煕筆画:11;頁碼:1023 頁 08 行。『唐韻』羊己切、『韻会』『正韻』養里切、音は以。『玉篇』に「芣苡、草名」とあり。また『広韻』に「薏苡、蓮の実」とある。『本草』によれば、薏苡仁は紅白の花を開き、靑白色の実を結び、形は珠に似てやや長い。一名を回回米といい、また西番蜀林とも呼び、俗に草珠鬼という。『呉越春秋』に、「有莘氏の女、薏苡を得て之を呑み、禹を生む」とある。また『後漢書・馬援伝』に、「南方の薏苡の実大きく、援軍還るに及び、一車に載せて帰る。之を譖する者ありて、所载みな明珠なりと為す」とある。また『集韻』に象歯切、音は似。義同じ。また『類篇』に烏禾切。婆苡・室韋は皆北狄の別種の名なり。