康熙字典解説
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【申集下】【行部】衙;康熙筆画:13;頁碼:1109 頁 24 行目。『唐韻』五加切、『集韻』『韻会』牛加切、音は牙。『広韻』に「衙府」とあり。『類篇』に「古、軍の行進に衙有り、尊き者の在る所なり。後人これによりて治むる所を衙と称す」とある。また『玉篇』に「衙」とあり。詳しくは「也」の項を参照。『篇海』に「朝晩の衙集なり」とある。また『唐書・儀衛志』に「唐の制、天子の居る所を衙と曰う」とある。また地名。『史記・秦本紀』注に『地理志』、「馮翊に衙県有り」と見える。また姓。『通志・氏族略』に「衙氏は嬴姓、秦の穆公の子、食邑を衙に受けて、因って衙を氏とす。漢に長平令の衙卿有り」とある。『晋書・恵帝紀』に「河間王司馬顒、将の衙博を遣わして蜀に入り李特を撃つ」と見える。また『広韻』に語居切、音は魚。「衙衙」は行くさま。『宋玉・九弁』に「飛廉の衙衙を導く」とある。また『玉篇』に疎遠なるさまともいう。また『韻補』に牛何切、葉音は俄。『韓愈の詩』に「頷頭して其の奏を可とし、紫玉珂を以て送る。劉天子を詆欺し、正昼殿衙に溺す」とあり、終篇すべて歌韻を用いる。また『集韻』に偶挙切、音は語。義同じ。また牛拠切、音は御。御に同じ、止むるなり。また『正字通』に禡韻に入れ、音は迓。迓と同じ。