【酉集中】【貝部】贙;康煕筆画:23;頁碼:1213 頁上段 13。『広韻』に黄練切、『集韻』に蛍絹切とあり、音は「県」に同じ。『説文』によれば、分別の義である。字形は「虤」(二虎相対す)が「貝」を争うより成る。左思『魏都賦』に「蒹葭贙、雚蒻森」と見える。〔註〕贙はすなわち分別の意なり。また『爾雅・釈獣』に「贙は力ある獣なり」と記す。〔註〕西海の大秦国に出ず。これを馴養する者あり。形は狗に似て、力甚だしく、性猛にして暴烈なり。また『広韻』に別に相対して争うの義とする説あり。字形を倒れる虎一頭とする説あるも、これ非なり。按ずるに、『正字通』誤って音を「吟」とす。『説文』に語巾切と読むは「

」の字にして、「贙」の字に非ず。