康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 106 ページ)
【子集上】【人部】修;康熙画数 10;頁碼 106 頁 05 行。『唐韻』息流切、『集韻』『韻会』『正韻』思留切、音「羞」に同じ。意は整理・整治なり。また装飾・修葺整理を指す。『書・禹貢』に「六府甚だ備わる」とあり。また古代に名望ある人を「前修」と称す。『屈原・離騒』に「我先賢に法る、これ世俗の従う所にあらず」とあり。また同書に「佩帯を解き書簡を束ね、蹇修に媒を請う」とあり。〔注〕蹇修は古代の名媒なり。また姓とする。漢に屯騎校尉の修炳あり。また長遠を指す。『詩・小雅』に「四牡既長かつ大なり」とあり。また「卣」に通ず。『周礼・春官・鬯人』に「宗廟の祭祀に修を用う」とあり。鄭玄の注に「修は卣と読む。卣は中尊なり。献・象の類を指す。香酒を盛るを卣と称し、常酒を盛るを修と称す」とあり。また葉音して詢趨切、音「須」に同じ。『陸機・感丘賦』に「美醜混じて一となり、誰か其の本面を識らん。必ず世塵を超えて遠く観じ、豈区区の小為に身を犠牲せんや」とあり。考証:『周礼・冬官考工記』に「瓬人瓦簋を作り、宗廟の祭祀に修を用ゆ」とあり。〔注〕修は卣と読む。卣は中尊なり。謹んで按ずるに、『周礼・冬官』に「廟用修」の文なし。謹んで『周礼』に従い「冬官」を「春官」に改む。鬯人に「宗廟の祭祀に修を用ゆ」と記され、鄭玄の注に「修は卣と読む。卣は中尊なり。献・象の類を指す」とあり。