康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1415 ページ)
【戌集下】【風部】飍;康煕筆画 27;頁碼 1415 頁第 10。『広韻』『集韻』に香幽切とあり、音は烋に同じ。『広韻』には驚風と釈す。また『玉篇』には驚き走る様と釈す。『左思・呉都賦』に「儋耳黒歯の酋、金隣象郡の渠帥。驫飍矞靸霅、驚捷にして先駆けて前途に進む」とあり、註に「驫は浮に読み、駥は月に読み、飍は休に読み、矞は聿に読み、靸は撒に読み、霅は匣に読む」とある。これは外国の渠帥・酋が馳せ走って呉王の前導となることを言い、おおよそ疾風の態を借りて奔走の様子を擬したものである。また『集韻』に必幽切とあり、音は彪に同じ。また步幽切とあり、音は淲に同じ。意は同じ。考証:『左思・呉都賦』の「儋耳黒歯之酋、金潾象郡之渠。驫飍矞靸霅、驚捷」の句について、原文の「金潾」は「金隣」に改めるべきである。