康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 322 ページ)
【寅集中】【山部】巍;康熙筆画:21;頁碼:322 頁上段 32。『広韻』『集韻』『韻会』に「語韋切」、音は「嵬」。『説文』に「高きなり。嵬に従い、委声」とあり。『広韻』に「高大の貌」とす。『論語』に「巍巍たるかな、唯天のみ大にして、唯堯のみこれに則る」とあり。『傅楽府』に「我が皇、羣材を叙し、洪烈何ぞ崔巍なるや」という。また「魏」に通ず。『荘子・天下篇』に「魏然として已む」とあり。注に「独立の貌」とす。『集韻』に「あるいは嵬に作る」とあり。『説文』に「牛威切」。徐鉉曰く、「今人、山を省きて、以て魏国の魏と為す」と。按ずるに、『集韻』に巍あるいは嵬に作り、魏に通ず。『正韻』七灰の部に巍・嵬・魏を収め、魏の注に『荘子』の「魏然として已む」を引く。七隊の部には独り魏を収め、姓の魏・国の魏は巍を借りず。『呉元満・総要』は『説文』に附会して魏の音を胃とし、『周礼』の象魏の魏、姓の魏、国の魏を皆巍に作るは非なり。巍の字は委に従い嵬に従う。