康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 236 ページ)
【丑集上】【土部】塢;康煕筆画:13;頁碼:236 頁 18 行。『広韻』『正韻』安古切、『集韻』『韻会』於五切、音は鄔に同じ。隖と同字。小型の防御施設を指す。一説に低い城壁をいう。『服虔・通俗文』に「営舎を構えて居住する所を塢という」。『戴延・西征記』に「蠡城の南に金門塢という地あり」。『後漢書・安帝紀』に「元初元年、軍を遣わして河内の要衝に駐屯させ、みな塢壁なる防御施設を築く」。『後漢書・董卓伝』に「董卓、郿県に塢堡を築き、号して万歳塢とす」。また山坳(やまのくぼみ)を指す。唐代王維の別荘は輞川にあり、その中に辛夷塢がある。また村落を指す。『杜甫詩』に「前には毒蛇、後には猛虎あり、渓谷を一日行きて村を見ず」。また『集韻』に乌故切、音は汚。野外の人々の集まる所を指す。本字は隖なり。埡とも書く。