康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1337 ページ)
【戌集上】【門部】閿;康煕筆画:16;頁碼:1337 頁下段 19 行目。『五音集韻』に「無分切、音は文」とあり、「頭を垂れて見る」の意。闅と同じ。また『前漢・武五子伝』に「閿郷」と見える。注に孟康曰く、「閿は古の聞の字なり。字形は門と〔某〕とより成る。建安年間、改めて聞と書くに至れり」。師古曰く、「閿の字は本より門と〔某〕とに従う。転写するに誤って、門中に受を加うるに至れり。郭璞竟に汝授反と音す。これ本旨より遠きこと甚だし」。按ずるに、『説文解字』は闅を「頭を垂れて見る」と釈し、『広韻』は「闅の俗字を閿とする」という。しかるに『漢書』の注は「閿は古の聞の字なり」とす。闅と聞とは既に義を異にするに、さらに閿を古字と為すは、尤も理解しがたし。自ずから『広韻』の説を以て準とすべきなり。