康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 732 ページ)
【午集上】【玉部】珽;康熙筆画:12;頁碼:732 頁 19 行目。『唐韻』他鼎切。『韻会』他頂切。『正韻』徒鼎切、音は挺。『広韻』に「玉の名」とあり。『博雅』に「珽は笏なり」とあり。『左伝』桓公二年に「袞・冕・黻・珽」と見え、注に「珽は玉の笏なり」とある。『礼記』玉藻に「天子、珽を搢(しん)す。天下に対して方正なるなり」とあり、注に「笏なり。珽とは挺然として屈する所なしの謂い。これを大圭と称し、長さ三尺、上を杼(しょ)にし首を終葵(しゅうき)とす。終葵首とは、杼の上に更にその首を広げ、椎頭の如く方なるをいい、これをもって屈する所なしとし、後には常に直なりとする。相玉書に曰く、『珽は玉にして六寸、自ら照らすこと明らかなり』」とある。また人名にも用いられ、唐に姚珽あり。また『集韻』に湯丁切、音は聴。大圭、長さ一尺二寸。『集韻』に或いは珵に作る。毛氏曰く、「俗に王任と作るは誤りなり」。