康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1176 ページ)
【酉集上】【言部】謟;康煕筆画:17;頁碼:1176 頁 06 行。『広韻』に土刀切、『集韻』『韻会』『正韻』に他刀切とあり、音は「叨」に同じ。『爾雅・釈詁』によれば、疑うの意。『左伝・昭公二十六年』に「天道は謟らず、その命を貳せず」とある。『釈文』に「謟」は版本により「慆」に作ると注す。また『同書・二十七年』に「天命は慆ること久し」とあり、注に「慆は疑うの意」と説く。また『集韻』に叨号切とあり、去声の「叨」に読む。義は同じ。毛氏の説に、字形は言より舀に従い、「諂諛」の「諂」とは異なるとある。考証:『左伝・昭公二十六年』「天道は謟らず、その命を貳せず」。注に「謟は本また慆に作る」とあり、謹んで原文の注字に従い『釈文』を改む。『哀公十七年』に「天命は慆ること久し」とあるが、謹んで按ずるに、これは昭公二十七年の伝にして哀公十七年の伝にあらず。今原文の「哀」の字を「二」の字に改む。