康熙字典解説
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【辰集中】【木部】梯。康煕筆画:11。頁碼:531 頁 02 行。『唐韻』に土鶏切、『集韻』『韻会』『正韻』に天黎切とあり、体字の平声に読む。『説文解字』には木製の階段と釈す。『虎韜・兵略篇』に「城中の様子を観るには雲梯と飛楼を用う」と見え、『孫武・九地篇』に「高楼に登りて梯子を去るがごとし」という。また、凡そ階段は皆「梯」と称す。『越語』に「民を遊惰ならしめて禍乱の階梯となすなかれ」とあり、『釈名』に「階は梯なり。梯子に高低の等級あるがごとし」と釈し、また凭れるの意味もある。『山海経』に「西王母は几に凭れ、玉勝を戴く」と記され、また稜角なきを突梯という。『楚辞・卜居』に「円滑にして俗に従い、脂のごとく滑らかに、熟皮のごとく柔らかし」と形容す。また『正韻』に杜兮切と注音し、題と読む。これは樹木の幼苗を指す。