康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 231 ページ)
【丑集上】【土部】埽;康煕筆画:11;頁碼:231 頁 18 行。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「蘇老切」とあり、音は「嫂」に同じ。『説文』に「棄つるの義」とあり、字形は「帚」に従い、箒をもって塵土を清むるを表す。また『広韻』に「蘇到切」、『集韻』『韻会』『正韻』に「先到切」とあり、音は「噪」に同じ。『周礼・地官・閽人』に門庭の掃除を掌るとあり。『礼記・少儀』に広く掃くを「埽」といい、坐席の前を清むるを「拚(ふん)」という。注に「汜埽」は席鋪を掃くを指し、「拚」は汚穢を除くを指すとあり。また堤岸の護岸構造を指す。竹木をもって枠組みを作り、柳枝と泥土を填めて水流を防ぐもので、黄河の治水工事に曾てこの法を用いた。また葉韻では「蘇后切」で、音は「叟」に同じ。『詩経・鄘風』に「牆に蒺藜生じて、掃いて尽くすべからず」とあり、下の句の「道」「丑」と韻を踏む。「道」字は頭上声に読む。