康熙字典解説
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【未集中】【糸部】索;康熙筆画:10;頁碼:918 頁 16 行。『広韻』蘇各切、『集韻』『韻会』昔各切、音サク。『説文』に「𦅽」と作り、「草に茎葉ありて縄索を作るべし。糸に従う」とある。『韻会』に「隷書は索と作る」という。『小爾雅』に「大なるを索と謂い、小なるを縄と謂う」とある。『急就篇註』に「索は総じてこれを切り撚りて緊からしむる者を謂う」とある。『書・五子之歌』に「朽ちたる索をもって六馬を御すが若し」とある。『詩・豳風』に「宵に爾索綯(な)う」とある。また『易・震卦』に「震索索たり」とあり、『疏』に「心安からざるの貌」といい、『釈文』に「懼れなり」とある。また『書・牧誓』に「惟だ家の索(つ)くるのみ」とあり、『伝』に「索は尽くすなり」とある。また『周礼・夏官・方相氏』に「室を索(さが)して疫を毆(お)う」とあり、『註』に「索は廋(さが)すなり」とある。また『礼記・檀弓』に「吾群を離れて索居す」とあり、『註』に「索は散ずるなり」とある。また『左伝・昭公十二年』に「八索九丘」とあり、『書序』に「八卦の説を八索と謂う」とある。また地名として、『前漢書・地理志』に「武都郡に索県あり」と見える。また姓として、『左伝・定公四年』に「殷民七族に索氏あり」とある。また『広韻』山戟切、『集韻』色窄切、音セキ。同じく「求む」の義に通ず。『礼記・曲礼』に「大夫索牛を用う」とあり、『註』に「索は求めてこれを用うるなり」とある。また『集韻』蘇故切、音ソ。『釈名』に「索は素なり。八索は素王の法を著す」とある。『屈原・離騒』に「衆皆競進して貪婪兮、憑(たの)みて求索(もとめさが)すことを厭わず。羌(まさ)に内恕(じじょ)して人を量る兮、各々心を興(おこ)して嫉妬す」とあり、『註』に「索は音ソ」とある。按ずるに、『説文』には木部に在り、今併せて附入す。索は丩に従う。『説文』には丩部に在る。考証:『屈原・離騒』「羌内恕以量人兮、各興心而嫉妒」の条について、原文を謹んで照査するに、「恕」の下に「己」の字を増すべし。