康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1135 ページ)
【酉集上】【見部】覢;康煕筆画:15;頁碼:1135 頁下段 27 行。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】失冉切、音閃。【説文】暫く見るなり。【春秋・公羊伝】を引きて「覢然として公子陽生」とす。今本は「闖」に作り、注に「闖は頭を出す貌」とす。また【倉頡篇】に「覢覢、見るの貌」とあり。【韻会】に「睒と同じ」とす。考証:【説文】に「暫く見るなり」。【公羊伝・哀六年】に「覢然として公子陽生」とす。謹んで按ずるに、「覢」を作れるは、【説文】の引く所に「哀六年」の三字なき本による。謹んで【説文】の原文に照らし、「春秋公羊伝を引きて【覢然として公子陽生】」と改む。「覢然として公子陽生」。【注】頭を出すの貌。今本は「闖然」に作る。謹んで按ずるに、「覢」を作れるは「暫く見る」を訓じ、「闖」を作れるは「頭を出す貌」を訓ず。合して一と為すべからず。注字以下は謹んで「今本は闖に作り、注に闖は頭を出す貌」と改む。