康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1095 ページ)
【申集中】【虫部】蟀;康熙筆画:17;頁碼:1095 頁下段第 31。【唐韻】所律切。【韻会】【正韻】朔律切。音「率」に同じ。コオロギを指す。【詩経・唐風】「蟋蟀堂に在り、歳まさに暮れんとす。」【疏】陸璣曰く、「蟋蟀は蝗に似て小なり。純黒にして漆のごとき光沢あり。触角と翅あり。」また蛬ともいい、蜻蛚ともいう。楚人はこれを王孫と呼び、幽州人は趣織と呼ぶ。諺に「趣織鳴けば、懶婦驚く」という。これなり。【古今注】蟋蟀はまた吟蛩という。初秋に生まれ、寒に遇えば鳴く。【説文長箋】『開元遺事』に曰く、「宮中人、金籠をもって蟋蟀を飼い、遊戯閑玩となす」。【説文】「𧍓」と作る。