康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 583 ページ)
【辰集下】【歹部】殤;康煕筆画:15;頁 583。『唐韻』に式羊切、『集韻』『韻会』『正韻』に尸羊切、音は商。成人に至らざる者の喪を指す。『礼記・喪服伝』によれば、十六歳より十九歳にして没するを長殤と称し、十二歳より十五歳にして没するを中殤と称し、八歳より十一歳にして没するを下殤と称し、七歳以下にて没するを無服の殤と称す。生まれて三月に満たざれば殤と数えず。また『礼記・檀弓』に、周人は殷人の棺槨をもって長殤を葬り、夏后氏の甓壙をもって中殤・下殤を葬り、有虞氏の瓦棺をもって無服の殤を葬るとあり。また『周礼・地官・媒氏』に、未成年にして没せる者の婚嫁を禁ずとあり。〔注〕殤とは十九歳以下を謂う。また諡法の一なり。『汲冢周書』に、短命にして夭折し成人せざるを殤と称し、家を立てずして短命に夭折するを殤と称すとあり。また国事のために死して嗣ぎなき鬼魂を国殤と称す。『楚辞』に「国殤」の篇あり。